front02:中津川珠算振興会会長 ご挨拶
中津川珠算振興会は、日本珠算連盟及び岐阜県珠算振興会連合会の会員として中津川市でそろばん教室を経営する先生方で構成され、事務局を中津川商工会議所に置き、昭和25年4月に発足しました。
以来70年以上に渡り、珠算の検定試験および競技会の実施等、中津川市の珠算振興事業に携わってまいりました。
令和5年度は、コロナの影響が落ち着く中でそろばん教室の運営もほぼ元通りの形で運営することが出来ました。
これにより検定試験、競技大会及び優良生徒表彰式は予定通り実施することが出来ました。
そろばん教室の生徒さん達は、一生懸命そろばんの練習に励み、検定試験の合格や競技大会での活躍を垣間見ることができました。
日本の教育の根本は、古来より「読み・書き・そろばん」と伝えられており、中でも「そろばん」は、計算能力の向上に大いに役立ち、日本経済の発展や人材の育成に貢献してきております。
しかし、電卓やIT(情報技術)の進展により、職能としての「そろばん」の社会的評価が低下傾向にありますが、「そろばん」の学習を重ねることによって、特に「暗算による計算能力の向上」、「集中力の向上」、「忍耐力の向上」等、人としての基礎的な能力が身につき、やれば出来るという「自信」に繋がってゆきます。
毎年、そろばん教室で学習した中学3年生の生徒が卒業を機にそろばん教室から離れていきますが、生徒さんより「そろばん」の学習によって、「計算能力の向上」、「集中力の向上」等が身についたと多くの言葉を得ております。
また、保護者の方からも、そろばんを習い始めて上達していく我が子の成長を実感し、そろばんを習ってよかったとの声を聞き及んでおります。
珠算振興に携わるそろばん教室指導者として最大の喜びであります。
本年度も、本珠算振興会は、「そろばん」の指導・学習を通して社会に貢献してまいりたいと存じますので、変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げましてご挨拶といたします。
令和6年4月
中津川珠算振興会 会長 田中 淑郎